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ネットをしていると、個人情報を入力する機会は多いですね。サービスの会員登録や買い物なんかで個人情報を登録しますが、しっかりと情報は守られているんでしょうか。不正ログインとか個人情報流出とか、たまにニュースとかで聞きますよね。

今回、紹介するのは不正ログインから守るCapy(キャピィ)です。

Capyとは


CapyのHPより

Capyはアメリカ、2012年に設立されたデラウェア州にあるセキュリティ関連のスタートアップです。登記はアメリカにありますが、共同創業者の2人は日本人。既にcapyのサービスは様々なスタートアップコンテストなどで賞を獲得しています。

どんなサービス?


Capyは様々なCAPTCHA(キャプチャ)認証によって、不正ログインを防ぐサービスを提供しています。一番有名なのはパズル型です。

CapyのHPより

これはまさにパズルです。ピースを動かして、画像にはめ込むんですね。

「これだけじゃ、すぐに破られるんじゃ?」

これは機械的にただ画像を動かして、はめ込んでも突破できないようです。どれくらい人間らしい動かし方をしているかも判断材料となっているようです。

不正ログインを防ぐために


不正ログインを防ぐものは、どういったものがあるでしょうか。すぐに思いつくのがIDとパスワードの入力ですね。しかしパスワードなどは文字を総当たりで入力する「ボット」で自動的に破られてしまいます。

あとよくあるのが「CAPTCHA(キャプチャ)認証」です。CAPTCHA認証で有名なのが、ゆがんだ文字列がランダムで表示されて、それを入力するやつですね。ですがこれもOCR(光学文字認識)や機械学習などの技術を使うことで破られていることもあるようです。

「じゃあ難しくすればいいのに。」

ただ難しくすると、人間が文字を判別できなくなります。しかもこの判別ができず、先のページに進めず、ログインなどをあきらめる利用者もいるようです。そうするとサービスを提供している側は「セキュリティを高めるために設置したけど、利用者が減る」という残念な結果になってしまいます。そんな現状からCapyが注目されているんですね。

様々なセキュリティ


さきほどCapyのパズルキャプチャを紹介しました。他にもどうようなサービスがあるのでしょうか。

アバターキャプチャ


CapyのHPより

これはパズルのように、ただ画像を動かしはめ込むだけではないようです。画像から意味を判断し、正しいものを入れ込む必要があるんですね。(上の画像だったらお盆に乗せるのは、食べ物だからミカンを選んで画像を入れ込む。)もちろんいくつものパターンがあるようで、かなりセキュリティは高いようです。

さらにすごいのは、背景画像やアイコンなどを自由にカスタマイズできるところですね。上手く利用すれば、利用者が楽しめるようにできたり、広告の効果も期待できそうです。

リアルタイムブラックリスト


CapyのHPより

これはサイトに不正攻撃をしてきたIPアドレスをデータに記録し、Capyのサービスを利用している企業などで共有するというものです。取り扱いをする企業が増えるほど、情報の精度が高まりそうです。

世界をねらうCapy


こういった画像を使ってセキュリティを高める、という方法はスマホなどタッチして操作するデバイスが増えたことで主流になりそうです。またセキュリティの高さがより求められる金融業界でも利用企業が増えるでしょう。ネットセキュリティで世界トップクラスとなる可能性を秘めている企業ですね。
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