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上有政策下有対策

日本人の人口ピラミッドは高齢者が多く、まあ端的に言うと「終わってる」のですが、そうなると日本は民主主義である以上、高齢者に優しい政治となるのは必然です。

また日本人の資産分布も、貯蓄期間を差し引いても極端に高齢者に偏っているように見えますが、シルバー民主主義である間はここを奪うような政策はされないでしょう。

今の高齢者の生きた時代は普通に真面目にしていれば正社員になれましたし、定期預金も8%という超高利回り時代もありましたので、中流家庭でもひと財産築けたのは頷けます。

だから巷で老後破綻とか言ってますけど、それを見るたびに、その人は若い時いったい何をしていたんですか?キリギリスだったんじゃないですか?と私は真っ先に聞いてみたいです。
大多数の高齢者は若い時からアリのように真面目に働いていたからこそ、世代間でいびつな資産分布になっているんじゃないですか?

だからそんな報道は資産を十分に持ちながらも、さらに手厚い年金や保険の優遇の利権を手放したくない、という一部の高齢者勢力による世論操作だと私は見ています。

このような状況から、資産からの収入は低税率といった資産持ち高齢者に有利な政策は長期的に継続するだろう、という単純な発想で私は行動しているのですが、あまりにシンプルなロジックすぎて本当にこんなんで大丈夫かなぁとちょっと心配になることがあります。

でも、普通に世間をウォッチしていると、あながち間違っていないようですので、それならこの流れを自分の資産形成にどう利用できるか考えた方が得というものです。

今思いつく具体的な対策はなるべく早く労働収入から資産収入へと移行して使用人から脱出することですが、それには税制や資本市場の理解がまず必要でしょう。ほかにいい方法があれば教えて下さい。

※なお「上有政策下有対策」とは中国の諺で「上に政策あれば下に対策有り」という意味です。


<参考>http://www.stat.go.jp/data/zensho/2009/shisan/yoyaku.htm

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