フィリピンの4月は真夏。さすがに何時間も打ち合うほどの体力はありませんが、朝は8時から1時間、シングルスで汗を流しています。それに加えてこの頃は、車で15分ほどの距離にある、サトウキビ精製工場「ハワイアン・フィリピン会社」のテニスコートで夕方からダブルス。
このブログで何度か触れている、ハワイアンのテニスコート。プレーしているのは従業員の人たち。日本と違って無意味な残業や長時間労働の習慣がなく、週に二日、水曜日と金曜日の4時半から、2面あるコートに、テニスを趣味にするオジさんが集まって来ます。
このコートは、かなり昔からあるそうで、ババロのお父さんがハワイアンで働いていたので、子供の頃からここでテニスをしていたそうです。正確に数えたことはないですが、いつも集まるのは、総勢30名以上はいるでしょうか?(毎回全員が集まるわけではなく、10〜12名ぐらい) 本当に男ばかりで、20代と思われる青年から、70過ぎのジィちゃんまで。その中でもトップの7〜8名ぐらいは、とんでもなく上手い。
時々、この人たちのダブルスの試合を見ますが、まるで日本にいた時に通っていたテニス・スクールの、コーチ同士のエキジビジョン・マッチみたいです。多分みんな、子供の頃から暇に飽かせて打ちまくってたんでしょうね。
日本にいた頃には、想像もできなかったネグロス島のテニス事情。フィリピンで庶民のスポーツと言えば、まずバスケット・ボール。バランガイ・ホール(町内会の公民館みたいなもの)には必ずバスケットのコートはあるし、道端にもあちこちにバスケットゴールが設置されていて、子供たちが遊んでいるのはよく見かけます。
テニスなんてする人いるんかいな?と以前は思ってましたが、少なくともこのシライ市内には、それなりのテニス・コミュニティが存在するようです。近所の市営コートでも、私たち以外にも定期的にプレーしている人もちらほら。いつもコート脇で仕事している廃品回収業のお兄ちゃんと一緒にゲームしたこともありますが、ラケットも持ってなくて、私が貸したぐらいなのに、これが驚くほど上手い。
一見テニスとは無縁な人たちですが...。
バスケットやバドミントンに比べると、ポピュラーとは言えないけれど、ネグロス島のテニス人口は、思ったより裾野が広いようです。
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