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ガイサノが来る 本格的ショッピングモール進出

ここ数年、新規の大型レストランやスーパーマーケット、コンビニエンスストアの開店が相次ぐネグロス島のシライ市。昨年8月、フィリピン流通最大手の「セーブモア」(Save More)の出店で、そろそろ役者が出揃ったかと思ってたら、とどめの一撃とばかりに「ガイサノ」(Gaisano)が、本格的なショッピングモールの建設に乗り出しました。

フィリピンで名が知れているショッピングモールと言えば、まずSM(シューマート/セーブモアは、その系列店)、ロビンソンズ、アヤラといったところで、西ネグロスの州都バコロドには、SMとロビンソンズがあり、シライの隣街タリサイには、私たちが移住した3年前の4月にアヤラができました。ガイサノは、この三つに次ぐぐらいの規模と認知度。既にバコロドには「ガイサノ・シティ・バコロド」があります。

バコロドのガイサノは、正直言って建物は古くて暗いし、店構えや品揃えは他に比べると垢抜けず見劣りします。こういう状況なので、おそらくガイサノの経営陣は、ネグロスでの失地回復を見込んだんでしょうね。グーグルマップで調べてみたら、シライ市内の新店舗の建設予定地の広さは、ざっと見て35,000平米。



これがどれぐらいの規模かと言うと、大阪梅田の阪急百貨店(梅田阪急ビル)の敷地17,000平米余りの約2倍になります。もちろん阪急のように10階以上の高層化はあり得ないし、せいぜい一部が3階建て程度で、売り場面積では比べものにはならないでしょう。

それでも人口12万程度のシライ市で、ここまで本格的なショッピングモールを進出させるとは、フィリピン全体の好景気の後押しがあったとしても、思い切った投資ですね。因みにライバルで、筋向かいに位置するスーパーのセーブモアに比べても、3倍ぐらいの広さです。

さて、このガイサノ。我が家からは、ゆっくり歩いても15分ぐらいの至近距離。この広さだったらシネマ・コンプレックスが入っても不思議ではないし、マクドナルドやジョリビーなどのファーストフード・レストランもできそう。聞くところによると、シライの某大地主の意向があって、今まで市内にはファーストフード店がなかったそうです。そう言われれば、全国チェーンのレストランと言えば、地鶏専門店のイナサル(Inasal)しかないですね。


シライ市内唯一のチェーン・レストラン
イナサル

昔からシライ住民の一部からは「古き良きシライが無くなってしまう」との声もあるようですが、もうこれは時代の流れでしょう。移住してきた外国人としては、とにかく便利になるのが嬉しくて、約1年後の開店をワクワクしながら待っています。


基礎工事が始まりました。



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