そんな直6のディーゼルエンジンに、クアッドターボが搭載されるようです。
クアッドって言うと、CPUとかでよく聞くアレですね。
平易に言うと「4発」ってことになります。
4発のターボチャージャー(タービン)は、低圧側が2発、高圧側が2発になるようでして。
これまでのエンジン(おそらくトリプルターボディーゼル)と比べて、低圧側のターボチャージャーが特に小さくなっているとのこと。
おそらく、タービンによる過給圧を確保するため、3気筒ずつに対して低圧用・高圧用のタービンが1発ずつ受け持つ形になるのでは?と考えています。
言ってみれば、2ステージターボの3気筒が2つ直列つなぎでありますよってな感じかと。
そんなクアッドターボ搭載の新型直列6気筒ディーゼルエンジンですが。
スペック的には、最高出力は394PS/4000-4400rpm、最大トルクは760Nm/2000‐3000rpmとされています。
ちなみにトリプルターボディーゼルは381PS&740Nmであることから、それぞれ3%前後のアップとなるわけです。
搭載されるモデルは、まずは750d xDriveとなるようですが、X5 M50dやX6 M50dなどにも順次展開されていくとのこと。
やはりトルクが強大なせいか、xDriveにのみ搭載されるエンジンなのかも知れませんね。
このクアッド化の狙いは、主に低速時のアクセルレスポンス(吹け上がり)の改善なのでしょう。
特に低圧側のターボチャージャーをよりコンパクトに仕上げたとあることから、ガソリン車との吹け上がりの感覚的な差はかなり縮まっているのかもしれませんね。
また、このようにスペックが上がっているにもかかわらず燃料消費率は5%ほど改善されるとのこと。
エミッション規制もあることから、単に性能を上げるだけでなく、それとともに燃費も向上させる必要があるわけですが。
言うは易く行うは難しなそれをやってのけているところが、さすがはBMWと言ったところですね。
素晴らしい技術にワクワクしたいところなんですけど。。
これを積むクルマの存在があまりにも遠すぎて、実感がわきませんw
ま、技術を楽しむのも一興と言うことで。
んでは!
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