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もうすぐ八月。今頃日本では、セミの大合唱となっていることでしょう。私が生れ育った関西地方では、昔は午前中にクマゼミ、午後にはアブラゼミと、時間差で鳴き声が変わったのが、移住前の10年ほどはクマゼミがアブラゼミを圧倒して駆逐してしまい、一日中クマゼミの「シャ〜、シャ〜、シャ〜」という威勢のいい声だけに。

温暖化で真夏の気温が上がったからでしょうか? セミの数も昔より随分増えた感じで、こいつらが一斉に鳴き始めると、頭の中に熊手を突っ込んでかき回されるようで、ただでさえ耐え難いのに、さらに2〜3度気温が上昇したような気がしたものです。

年中夏のフィリピン。さぞやセミたちは繁栄していることだろうと想像していましたが、一番暑い時期の四月から五月になっても、自宅のあるネグロス島のシライ市内で聞こえるのは、鶏が時を告げる声ばかり。

真夏も終わって雨季になり、連日雨が降り続くようになって、まるで待っていたかのようにセミの声(らしきもの)が聞こえてきました。ちょうど今頃、六月から七月がネグロス島ではセミの季節ということらしい。


盛夏の日差しの下、ヤケクソのように鳴く日本のクマゼミと違い、ネグロスのセミは実に控えめ。日が陰ったり、黄昏れ時に「ジィ〜〜」っと染み入るように鳴きます。まるで、梅雨時のニイニイゼミや、ヒグラシ、秋口に鳴くツクツクボウシみたい。

移住して季節は三巡り目になり、今年はセミの声を聞いて「真夏も終わったなぁ」と感じています。しかし、一般的なフィリピン人の感覚としては、セミの声が聴こえたからと言って季節を感じないらしい。子供がセミを捕まえたりしてるのを見たこともないし、セミに関心がない。セミについて尋ねても、誰も詳しく知らない。


本当に鳴いているのがセミなのかどうか、最初は分からなかったのですが、自宅の網戸にセミがやってきて、やっと鳴き声の主はセミだと確信できたのが1年前。見たところ、東日本に多いミンミンゼミみたいな緑色の体と、透明な羽をしてました。これは、間違いなくセミ。

セミ以外にも、チョウやカミキリムシ、カマキリなど、いろんな昆虫が見られるネグロス島。植生は日本とまったく異なりますが、虫の姿は、意外にも日本のものと似ていますね。



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