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洪水間一髪 州都バコロド


只今フィリピンは、雨季のど真ん中。つい二週間前に、首都マニラの洪水被害の投稿をしたばかりだというのに、土曜日の昨日は、我が西ネグロスの州都バコロドがエラいこと。

例によって、毎日必ず土砂降りが来て、数時間は激しく降り続く日々。昨日は朝から定期便が。そんな雨の中、久しぶりにバコロド滞在の日本人の友達とテニスをしようと、行ってきました、センターコート・テニスクラブ。ここは自宅のあるシライから、車で約30分の距離にある、バコロド市内のインドアコート。インドアといっても、安っぽいプラスティックの波板の屋根で、それも相当古びていて、土のコートのあちらこちらへ雨漏りしてました。

昼前まで三時間ほど、他のお客さんやコートに雇われているヒッティング・パートナーにも入ってもらってダブルス・ゲーム。その間中、外は激しい豪雨。怒鳴らないと、フォールトのコールも聴こえないほどの雨音。

その後、近くのショッピングモール内のレストランで食事をして、帰路についたのが、かれこれ午後二時過ぎだったでしょうか? その頃には、モール前の大通り「ラクソン・ストリート」は、一部大きな水溜まりが出来ていて、道行く車列は、ノロノロ運転状態。かなりの渋滞が始まっていて、モールの駐車場から出るだけで、20分ほどもかかってしまいました。

ちょっとヤバイかな?と感じましたが、モールを出ると意外とすんなり。渋滞がひどいのは、市の中心部に向かう車線だけ。シライに向かう市外方面は、いつもとあまり変わらない交通量。ただ、雨脚は激しくなる一方で、怖くて60キロも出せない状況でした。

何とか自宅に戻ると、シライ市内の雨はそれほどでもありません。これこそ超局地的に滝のように降る、元祖ゲリラ豪雨。やれやれとばかりに、着替えて少し昼寝をしました。さて、夕方に目が覚めて、フェイスブックで家内のバコロド在住の友達が投稿した写真を見て、びっくり仰天。


ほんの数時間前まで私がいたラクソン・ストリートが、まるで川のように茶色い水に覆われいます。家内によると、その近くの病院で、デング熱で入院している姪のジャスミンの、付き添いをしていた義弟(ジャスミンのパパ)が、帰れなくなって病院に泊まるとのこと。

うわぁ、これは間一髪でした。バコロドは、以前より少し強い雨が降ると、簡単に道路が冠水してしまうとは聞いていましたが、本当にこんなに短時間で洪水になってしまうんですね。おそらく、下水道の設備が貧弱なんでしょう。まったく、フィリピンの雨季、侮るべからずです。


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