[試乗記]ヴェルファイア2.5ZGに試乗。ミニバンに600万近くは納得できるのか?
どうもフジモリ@CHIKOKUMAN0301です。ヴェルファイアを試乗させて頂いきました。
先代の時代から「隠れファン」だった僕はかなりの期待値だった。
そして、自分あ購入するのなら必ず中堅のグレードをと思い試乗をさせて頂き、ざっくりの見積もりを頂き出てきた金額が約600万円。
納得の出来なのか?それとも、ボッタクリなのか?をお伝え出来ればと思います。
車名 | ヴェルファイア |
グレード | Z“G EDITION” |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | Super CVT-i |
型式 | DBA-AGH35W |
排気量 | 2.493cc |
最高出力 | 134(182)/6,000 |
最大トルク | 235(24.0)/4,100 |
車両重量 | 2070kg |
0-100加速 | 11.3秒 |
競合車種 | エルグランド |
車両本体価格 | 4,173,709円(税込) |
試乗日 | 2016年06月11日 |
そして、最近のトヨタのデザインがアグレッシブになっているのが印象的ですね。
アルファードですら、このようなフェイスになるとは全く想像つきませんでしたね。
写真を撮ることが出来なかったので公式HPから画像を転載させて頂きます。
外装
トヨタ内でアグレッシブなデザインの頂点じゃない?
こんないかつい車にパッシングされたら、すぐ譲ります。
ちなみにこの画像はエアログレードの為、口元にヒゲっぽい感じに。
嫌いじゃない、いや、むしろ好きだな。
フロント
フロントグリルの押し出し方が半端じゃなく、購入するなら必ずこの顔ですね。
ただカスタムが多くあるのもヴェルファイアの特権。
なんなら、カスタムに出してみたりするのも面白いと思います。
ライト
先代から引き継がれる2つ目の特徴的なライト。
後続車にいればかなりの目立ち度で、睨まれている感マックス、いやこえーわってのが正直な感想。
サイド
先代からかなりの変更があった箇所と言えるでしょう。
そして先代にはなかったシルバーメッキモールの追加で質感を高めているのもポイント。
そして、サイドドアに捻りを入れることでワイドなボディながら太っている印象を脱してスタイリッシュさも演出できるという加工技術も見ものです。
リア
リアに関しては非常にシンプル。
フロントに比べれば、インパクトに欠けるのが正直な感想。
そして、コスト面での削減も見られるのもリアの特徴で兄弟車のアルファードと色が違う程度にしか差異を感じられず、「やっぱ悉く違うデザインは無理よな」と思いましたね。
まとめ
外装に関して言えば、好き嫌いで言えば好きですね。そして、様々な人に言われるであろう高級感も身にまとっており、非常に素晴らしいと思っています。
内装
内装の質感はグレードによって大きく変わります。廉価モデルだとセンターコンソールは小さいし、収納に困ることも考慮すれば中堅のZGグレードをチョイスすればほとんどの装備面で満足を得られると思います。
フロント
触れる場所は概ねソフトパッド仕様となっており、この部分でも質感は向上していますね。
スイッチや小物といった部分にもシルバーを施しており、見た目にも十分な高級感を演出、更にナノイーなど、「車内の香り」に対しての配慮もあるため同乗される方にも優しいというトヨタのおもてなしがしっかりと反映されたモデルとなります。
シート
ZGグレードであれば合成合皮とファブリックの仕様ですが、このファブリックも僕の愛車ノアなどよりも上等なファブリックの為、座っていても体が揺られてズレるという事は少ないと思います。
リア
リアというか、セカンドシートが最もグレードによる差異が出る部分となっています。
というのも、セカンドシートは三段階に分かれており、
廉価で「リラックスキャプテンシート」
ZGで画像の「エグゼクティブパワーシート」
エグゼクティブラウンジで「エグゼクティブラウンジシート」
となっており、最高級グレードのエグゼクティブラウンジは非常に高価なので、この当たりで手打ちや、という気持ちでZGをチョイス。
まとめ
非常に高い質感で纏められているヴェルファイア。個人的にはもう少しドライバーにも面白い装備があっても良いとは思うんですが、友人を乗せたり、または上司や同僚などと移動する際には非常に喜ばれる仕様ですね。
ドライバーはちっとも面白くないけどねw
ちなみに、ドライバーのシートも非常に良くできています。
乗り心地
走りには触れません、ですが、乗り心地については非常に良くできていると言えるでしょう。ただミニバンであるためにどうしても発生するのが、ロールは大きく感じますね。
振動などについてはよく押さえられていると思います。
この巨体と車両重量がありながらもロードノイズなどが入ってきにくいと言うのは遮音をしっかりしている証です。
走っている間も大きな段差などを乗り越えない限り、マンホール程度では少しの振動程度であり、そのショックは丸くまどのとれた乗り味、後部座席は快適そのものだろうと容易に想像できますね。
試乗終了後に後部座席に座って見ると、まあ快適で天井を見上げればアンビエントライトが淡く光っており、上質な空間を演出していました。
人様を乗せるならこの車は最高の移動空間であると言えるでしょう。
まとめ
運転に関して言えば、ゆっくりろ街を走るのに十分なエンジンでサスペンションもトヨタ特有の振動などを「逃がす」仕様となっていました。もちろん、高速での走行も良いだろうと想像できます。
ただし、速度域が高くなれば風切り音の入り方やロードノイズはミニバン特有の侵入の仕方だと判断できます。
安全性
トヨタセーフティセンスが導入されていないという、トヨタのミニバンフラッグシップなのになんと勿体無いことなんでしょうね。
搭載できる技術がありながら搭載しない。というのはもしかしたら悲しむ人の数を減らせたかもしれないのに、、、と考えさせられます。
日本、世界でも相当な数が走るメーカーなんですから、是非搭載できる安全装備は搭載して欲しいのが本音のところ。
価格の向上も致し方ないとは思います。
まとめ
ミニバンに対して600万という高額な支払いに対してのサンサーとしての結論は
「十分にアリ」だと思いました。
というのも、何を持ってヴェルファイアを購入するのか?に関して考えると
・ 乗車人数、積載できるモノの多さ。
・ 高めの目線で運転が楽。
・ 高級感、押し出し感が強いデザイン
という3点において非常に優秀で、特に高級感や押し出しの強いデザインは若者だけで無く、女性からのウケも良いと思います。
そして、僕が最もこの車で「強い」と思わされる部分が「リセールバリュー」なんですね。
このリセールバリューだけでかなりの魅力で、3年乗ってからの売却なら恐らくは3年で300万支払ってもお金が返ってきちゃうほど中古車市場の需要は高く、この人気はしばらく続くんじゃないかな?と考えています。
憧れ、として若者からの需要もあるし、高齢者の乗降性も高い為、老若男女の皆に優しい車であるとも思います。
どんな人におすすめか?
この車は「ミニバンしか選択肢にない」という人にオススメしたいと思います。ただ、国産のミニバン以外にも選択肢ってのは十分にあり、ミニバンでもうちょっと人と違うのが良いという方にはコチラをオススメします。
[試乗記]シトロエン グランドC4ピカソへ試乗。人と違うミニバン購入ならまず候補へ
という記事も書いたのでご参照いただきたい。
個性の出にくいミニバンですが、国産という枠を外せば選択肢は大きくなります。
コメント
コメントを投稿