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私的フィリピン美女図鑑 フィリピーナ in キモノ


皆さまお待ちかねの、今週の美女です。美女なんですが、今日のモデルは家内です。がっかりしてはいけません。「フィリピン美女図鑑」と銘打って、他所の女の絵ばかり描いて、自分の妻を描かないなんてことは、フィリピンでは許されません。これはフィリピーナと結婚した男の、神聖なる義務でございます。

前々回、友達のティンティンのイラストの時もそうでしたが、本人が見るかも知れない似顔絵というのは、実に難しい。まず印象が似ていないといけないし、その上で「そこそこ美人」に描かないとダメ。いくら似てても、本人が嫌がるような箇所を強調すると怒られる。だからと言って美人にしすぎても、皮肉と取られかねない。

ところで家内の顔について。
フィリピン女性と聞くと、目が大きくパッチリしてて、少し前に流行った言い方を借りると「ソース顔」や「濃い顔」を思い浮かべる人が多いでしょう。ところが家内は、フィリピン人から中国人や日本人と間違われるほどの「しょうゆ顔」。目は二重でもパッチリという感じではなく、切れ長の印象です。肌色もそんなに濃くない。

童顔だというのは、このブログでも何度か書きました。結婚した時、既に33歳だったのに、日本では高校生と思われたり。この童顔+日本人顔効果で、日本に住んでいる時、よく道を尋ねられていました。


そして、来日して最初の冬。どうしても雪が見たいと言うので、兵庫県の日本海側にある、城崎温泉へ。当時はまだ新婚早々だったので、張り込んで、城崎マリンワールドに隣接するホテル金波楼(きんぱろう)に泊まりました。

とにかく生まれて初めての日本で、しかも温泉。純和風の食事にして、何も食べられなかったりすると可哀想なので、和牛ステーキも追加で頼むという超豪華コース。ところが生魚以外は、なんでも美味しいと平らげて、結局ステーキは私が頂きました。それより驚いたのが、初めて着た浴衣が不思議なほど似合うこと。

顔つきが南方系っぽくないだけでなく、かなりの撫で肩。食事の用意をしてくれた仲居さんが「本当にフィリピンの方ですか?」と聞き直したほど、浴衣姿がサマになってました。

ということで、今回選んだコスチュームは着物です。結婚して子供までいて、もう50過ぎなのに、なんで振袖なんだというツッコミは禁止。いいんです。フィリピン人はそんなことに拘りません。綺麗だったら何でもいいんです。


一緒になって、来年で20年。いまだに童顔だし、息子のクラスメートの女の子に「マダムは、フィリピンの言葉は喋れますか?」と英語で訊かれたりしてる。ここは家内の生まれ故郷なんですけどねぇ。

過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
王女カンシライ
マイティ・フィリピーナ
クリスティン
サウンド・オブ・パラダイス


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