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政治意図と民意の乖離 ~ディーゼル車に対する新税制を施行する英国で次に乗る車を調査した結果…~

政治のことはよく分かりませんが、民意との距離感って大切だと感じています。
時代背景によってその距離感は変わるのでしょうけど、付かず離れず一定の距離を保つのが理想のように思います。

この距離感は、民意に近づきすぎるとポピュリズムとなってしまい、高度な専門的判断が損なわれることがあると思います。
特に、軍事・外交・環境なんかはその傾向が強そうです。

反面、あまりにも民意から遠ざかり過ぎると、そもそもの蓋然性が乏しくなるように思えます。
例えば、日本で言えば子ども全員の教育無償化がそれにあたるように思いますが、財源の問題以上に教育(特に幼児教育)の必要性に対する理解度が低い日本では、その距離感ゆえに妥協に妥協を重ねた施策になりそうです。

・・・と。
そんな小難しい話はどうでもいいのですが。

どうやら、ディーゼル車に対する新税制(ほとんどのディーゼル車が増税となる見込み)が始まるイギリスですが、この度AutoEXPRESSがWEB上で行ったアンケートで、その政治の意図と民意との乖離が明らかになりました。
そのアンケートは、ずばり「ディーゼルの新税制があることを考慮して、あなたは次にどのパワートレインのクルマを選びますか?」といったもの。

その結果が、なかなか面白いのですよ。


Autumn Budgetについてはこちら参照)

なんと、回答者の26%が次のクルマもディーゼルにするとの調査結果になりました。

増税があったとしても、ディーゼルの燃費の良さが他のものと比べた維持費(特に燃料代)でアドバンテージがあるのでしょう。
また、あのトルクフルな走りが好きという人も多いのかも知れませんね。


さらにこの調査結果で面白いのが、ガソリンと合わせた純粋な内燃機関のみのクルマが合計で70%にも上ったこと。
反面、純粋なEVは9%と、1割にも満たない調査結果となりました。

ご存知の通りイギリスでは、2040年にエンジン車の販売が禁止されます。
それを見越して純粋なエンジン車はもっと少なく、EVはもっと多くなるかなと思ったのですが、これは意外でしたね。

この辺も、政治的な意図と民意の乖離を感じるところです。

政治家としては国際的な環境問題への取り組みを行いたくてそれをやるのでしょうけど、民意としてはインフラや航続距離に対する不安や、エンジン車に比べて劣る部分(性能・ドライブフィール・修理対応など)の多いEVに大枚を叩く気になれないといったところでしょうか。


そんなわけで、EU離脱に次いでこの辺も混迷気味な大英帝国さん。
今後、どうなっていくんでしょうかね?

国家的なEV化の取り組みの先陣を切ったこともあり、この国の動向が今後の世界の動向を占う部分も多いでしょうから、注視しておこうと思います。


んでは!

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