よく情報商材で”ローリスクハイリターン!!”という売り文句ありますよね。うっかりこんなキラーページのリンクを踏んでしまう度に凹むわけですが、それはさておき私にはこの売り文句、こう見えます・・・
”この商材を売る俺様(←販売者)こそがローリスクハイリターンで買う奴はアホwww”
なぜこう翻訳するのか・・・
それは「そんな方法あったら人に教えるわけないじゃん」という至極当然の理由はもちろんですが、そもそも”ローリスクハイリターン”がありえないからです。
ローリスクハイリターン案件が存在すると、その案件の権利価格には直ちに裁定が働き価格が上昇します。その結果その案件は一瞬にしてローリスクローリターンになってしまいます。
例えば、ネット株取引に慣れてなくて注文方法が分らず、流動性の低い銘柄に間違えて大量の成行き売りをしてしまった人がいたとします。これをストップ安で買占めできればローリスクハイリターンで大もうけです。
しかし実際は、それより高い値段をオファーする買い手が次々に現れ、約定しないままあっという間にホドホドの価格まで上昇します。このように裁定が働く結果、「基本的に」はローリスクハイリターンはありえません。
「基本的に」というからには特殊な条件、例えばある特定の期間とかの条件を追加することで、一時的に”ローリスクハイリターン”が存在することはあります。
しかし、そういう場合は最後にババを引いた人が、それまで儲けた人の分を全部かぶるような仕組みになっているのが大半で、自分がババを引く確率を含めて考えると、結局ハイリスクになってしまいます(サブプラの証券化商品みたいですね)。
あるいは、どこからどうみても”ローリスクハイリターン”である場合、それは「必ず」別のリスクを抱えています。
例えばインサイダー等のリーガルリスク(←見つかったらタイーホ(・∀・)!)や機会損失リスク(←有効なタイミングを捕まえるのが難しすぎて1年に1回も使えないIPO乞食作戦等)を抱えています。つまり継続性が無いと。
これは冒頭の商材にも言えて、売ってる本人は「この商材を売る俺様がローリスクハイリターンwww」とか思ってるかもしれませんが、この場合もやはり重大なリスクを抱えています。
こんな変な商材をシラフの頭で買ってしまうような人が、そのシステムを信じて何千万も損したら、果たしてマトモな精神状態でいられるか?
もし自分がこんな商材一度でも売ってしまったら、
いつ刺されるんじゃ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
と、とても安心して毎日を送れません・・・。商材を売ってるご本人様、勇気あるよなぁ・・・。
「うまい話には裏がある」という言葉通り、リスクとリターンは常に表裏一体です。
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