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“名ばかり管理職”のGW

東京は、風は強いが、よく晴れた日曜日。
代々木公園には人が溢れている。
ぼくは番組(5月24日放送「ETV特集」)のスタジオ収録。
番組でスタジオを使うのは久しぶりである(何年ぶりだろう?)。
出演者のお一人が猛威を振るう「豚インフルエンザ」に対応するため来られなくなったが、
設定を少し変えて、収録は滞りなく終わった。

明日からまた岩手ロケ。
5月2日からは編集が始まる。
編集のあいまを縫って、いま一度岩手、そして北海道(紋別)のロケが入る。
来られなくなった出演者に改めてインタビューするため、奈良にも行ってこなければならないだろう。
5月1日だけは何とか休みたい(海が恋しい)と思っているが、あとは番組が完成する5月23日まで休めない。
ゴールデンウイークは全部仕事で潰れるわけだ。
世の中には十数連休という方もいらっしゃるらしいが、縁のない話である。

考えてみれば、ここ数年、毎年GWは仕事で潰れている。
なぜかそういう巡り合わせになるのだが、
ぼくは一応「管理職」の肩書きなので、休日出勤手当はつかないし、代休も取れない。
云わば、休日出勤は「出るだけ損」なのである。
〆切りに束縛される仕事だからしょうがないのだが、よく晴れた休日には愚痴のひとつもこぼしたくなる。
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