宿は「福山荘」、
昭和27年に建てられた古い木造家屋である。
古い建物が好きなので、
こういうところに泊まってみたくなる。
…ここも座敷わらしが出そうだ(笑)。
古い宿だけあって、
トイレの近くを通ると
強烈なアンモニア臭が漂う。
これには閉口したが、
磨き込まれた木の廊下には
歳月だけが醸し出す艶と落ち着きがあって
素晴らしい。
料理もきちんと作られたもので、
郷土料理の「ひっつみ」(すいとん汁)が旨い。
ぼくは遠野の地ビール「ズモナビール」と
地酒の「国華上撰」を飲んだ。
夕食の後、遠野市役所の菊池永菜さんから電話が掛かってきて、街に飲みに出た。
永菜さんの「子分」だという男性が経営している店で、
地元産のどぶろく(遠野は「どぶろく特区」である)と地ビールの新製品だという「河童ビ−ル」、
それに遠野産山ぶどうワインを飲んだ。
つまみは羊の串焼き(遠野ではなぜかジンギスカンが異常に好まれている)、ばっけ味噌(ふき味噌)…。
考えてみれば、これで遠野の酒と肴をフルコースで制覇したことになる(笑)。
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