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時には愛妻家のように…

朝の10時に我が家を発って、
中標津空港でかみさんを迎える。
仕事が忙しいうえに
今年は身内に不幸があって、
疲れが溜まっているだろうかみさんを
温泉に連れていってやるのが今回の目的である。
行き先は、
今年の冬に訪れて大変よかった
ときどき愛妻家に変身するのだ、ぼくは…。

温泉の前に中標津の蕎麦屋「松乃井」にて昼食。
「松井さん」がやっているから「松乃井」で、
蕎麦好きが高じて定年後に開業した店らしい。
常識的な値段で
美味しい蕎麦を食べさせてくれるので、
とても気に入っている店である。
写真は一日十食限定の「十割蕎麦」(800円)で
これが旨い。
香りがいいのはもちろんだが、
十割蕎麦にありがちなぼそぼそしたところがない。
かみさんはそれほど食欲旺盛の方ではないが、
二八のもりと十割蕎麦のもりをぺろっと食べた。
亭主の好きな赤烏帽子というべきか…。

「湯宿だいいち」の女将さんが迎えに来てくれて、
養老牛温泉へ。
「だいいち」は宿のすぐ裏に渓流があって、
落ち着いた雰囲気が好ましい。
接客がマニュアル通りという感じでなく、
それでいて細やかなのがいい。
渓流沿いの露天風呂が落ち着けて、
食事がとても美味しい。
今回は部屋も渓流沿いの洋室をとったのだが、
木の板を張った部屋の造りがいい感じだ。
要するに申し分がないのである。
一泊16000円だが、値段以上のお得感がある。
かみさんは部屋に入るなりすっかり寛いで、
風呂もいつになく長湯をした。
(普段はぼくの方がゆっくり入ることが多い。)
食事も食堂が一杯だからと
部屋で食べさせてくれたのがかえってよく、
かみさんがとても喜んでくれたので、
「ときどき愛妻家」の亭主としては面目を保った。

この宿は渓流沿いに生け簀があって
「シマフクロウがくる宿」として知られているが、
結局、今回も酔って寝てしまったので
いまだお目にかかったことがないのが残念である。
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