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大島・真夏の海に潜る



連休を一日前倒しして、
伊豆大島にダイビング休暇を決め込む。
朝のANAで島に着いたとたん、
強烈な日差しにクラッときた。
暑いが、湿気はほとんど感じない。
南国の太陽が真夏の到来を思わせる。
島の人に聞いたら、
いきなり梅雨が明けたんだそうだ…。

陸(おか)は暑いが、
海の中は水温20℃そこそこで
5mmのウェットではけっこう冷たく感じる。
一本目はワイドズームを装着して入ったのだが、
残念ながら透明度はあまりよくなかった。
上の写真は
エクジット用の梯子に住み着いたカエルウオ。
表情に独特の愛嬌がある。


大島は今年の3月に初めて潜ったのだが、
今回で早くも3回目になる。
複数のダイバー仲間の奨めで、
「グローバル」というショップに
水中のガイドをお願いしている。
連休がらみで体験ダイビングなどが入っており、
2本目はオーナーの柳葉さんが
自らワンツーマンでガイドをしてくれた。
海の中は一本目に増して暗く、
専らマクロものを狙う。
真ん中の写真はウミテングの幼魚。
2cm大でちょこちょこ砂地を動きまわっていた。




下の写真はザラカイメンのなかから
柳葉さんが探し出してきたクシノハカクレエビ。
こうした小さな被写体と向き合っていると、
夢中になり、時間を忘れる。
ただ、ダイビング時間が1時間を超えると、
さすがに寒くなって、小刻みに体が震える。

潜り終わって、
元町港に近い御神火温泉にゆっくりとつかり、
大島名物の「べっこう」などを肴に一杯やる。
べっこうとは白身の魚を
醤油に青南蛮を混ぜて作った
特製のたれに漬けこんだもので、
色が鼈甲に似ているためそう呼ぶらしい。
酒の肴でもいいが、お茶漬けにしても旨い。
島の夏を満喫した一日…夜には疲れが出たけれど。

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