ブランドこそ利益の源泉
以前、ユニチャームについてマミーポコが他のオムツより消費者に選ばれる理由がハッキリしなかったので投資を見送ったら、その判断が大失敗になった、という話を書きました。
これについて最近なにげなく読んだ本の中に、なぜマミーポコが選ばれるのか、その答えがありました。
マミーポコが強い理由、それは「ブランド」でした。
考えてみれば世間には業界2位、3位の商品と品質はほとんど同じなのに、なぜかその商品だけは高くても消費者に許されている商品があります
分かりやすい例では栄養ドリンクのリポビタンD。ファッションならルイ・ヴィトンやグッチ。ソフトウェアならAdobe・・・といった具合です。
消費者はこれらのブランドは高くても仕方ない、とプレミアム価格を特別に許容しています。
ブランドは各企業の継続的な努力の賜物で、投下したマーケティング費用、徹底したユーザーサポートによる評判、地道な営業活動など、一朝一夕には成しえないものです。
これによりブランド保有企業は適正な利益を享受できます。
また、ブランド価値は想像以上に株価に影響していることを私は今頃になって痛感していて、もっと早く気づけよ、と自分の無能さに辟易している所です。
逆に企業の不祥事でブランドが毀損すると、株価にはボディブローのように長期的に効いてくることを肝に銘じておくべきでしょう。最近ではマクドナルドがやってしまいました。
このようにブランドは大事です。少なくとも株価のバリュエーションやチャート分析より大事でしょう。なぜならブランドは利益率を押し上げるので、バランスシートもチャートも結果として美しくなるに決まっているからです。
ごちゃごちゃ金融工学の講釈を垂れる株オタクよりも、Appleやスタバが好きで単純にそういう銘柄でポートフォリオを組む素人のほうが株成績はいいかもしれませんね。
銘柄のスクリーニングをする時は、まずは世界ブランドランキングから入るという戦略も有りでしょう。
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