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その後の日本語教室


フィリピン・ネグロス島、シライ市の自宅に地元の大学生4名を集めて始めた日本語教室。かれこれ2か月近くが経過しました。当初の意気込みもだんだん萎んできた最近。どうやら学生たちの良くないフィリピン気質が目立ち出したようです。

クリスマスや年末年始は仕方ないにしても、突然の欠席が多すぎ。大学の特別講義が入ったとかパーティに出るとか、普通に考えてかなり以前から分かっているようなことばかりを言い訳にするのに、なぜか当日の時間直前にメッセージを送って来る。

さらに多いのが遅刻。5分や10分といった可愛いものではなく、30分から1時間近くも毎回、しかも何の連絡もなし。いくら私立のお坊ちゃん・お嬢さん大学の学生でも、いい加減すぎますね。中には大学院生で自分も講師の立場の人もいるから、待てど暮らせど誰も集まってこないやり切れなさは分かってるだろうに。

私の授業では、4人中3人が欠席の場合、自動的に休講というルールにしました。これはマンツーマンがやりにくのと、欠席を減らすための予防措置のはずでしたが、先週も含めてもう2回も発動。

毎週出している宿題は、一応はやってきます。一番真面目なキムなどは、欠席の時にも宿題を書き付けたノートを写真に撮って、フェイスブック・メッセージで投稿したり。こういうのを見てるとやる気はあるようなんですが、来てくれないことには話になりません。

感情的になって叱りつけても効果がないのは分かっているので、一度、遅刻や欠席を減らすにはどうしたらいい?と訊いてみたりもしました。要するに時間を厳格に守るという習慣が根付いてないだけ。家内に言わせると「仕方がない」のだそうです。そう言う家内は、フィリピン人離れした時間の守り方をしてますけどね。

これ以上ガミガミ言って、本当に誰も来なくなってしまうのも寂しいけれど、このペースでチンタラやっていては、いつまでも先に進めません。まずはひらがなだけでも、もう少し覚えてくれないと何もできない。

母国語のタガログやイロンゴがアルファベット表記なので、英語やスペイン語はそれほどハードルが高くはないけれど、文字を一からマスターしなければいけない言語は、本当に難しいですね。日本人がタイ語やアラビア語を習得することを考えると、容易に想像はつきます。

さて明日は、4人全員が遅刻せずに集まるでしょうか? 今のところ誰からも連絡はありませんけど...。


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