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南国映画館「スタートレック・ビヨンド」


日本では、10月21日の公開が決まった、スタートレック・シリーズ最新作「スタートレック・ビヨンド」。フィリピンでは、アメリカでの公開と同日の7月22日に上映が始まり、昔からのトレッキー(深みにハマったスタートレック・ファンの俗称)である私は、翌日23日の土曜日、家族で州都バコロドのシネマ・コンプレックスに足を運びました。

息子は、「英才教育」の甲斐あって、立派なチビ・トレッキーに育ち、全シリーズのDVDボックスを、親子で毎日少しづつ鑑賞中。この頃は、息子ではなく家内のために購入した「スタートレック・コンパニオン」(スタートレック・テレビシリーズのエピソードを1話づつ解説した、百科事典のような書籍)の英語版を、ベッドに持ち込んで毎晩読むほど熱が入ってます。



このブログでも、何度も投稿しているスタートレック。移住後に劇場で観るのも、前作「スタートレック・イントゥ・ダークネス」に続いて2回目です。フィリピン移住を思い立った十数年前、すでに私は年季の入ったトレッキーだったのですが、まさかフィリピンに住んで、しかも息子と一緒にスタートレックを観続けているとは。さらには、劇場版の新作をバコロドの映画館で観るとは、まったく想像もできませんでした。

さて、「スタートレック・ビヨンド」の内容。出演者が一新された前々作からはっきりと方針が変わり、アクション主体に。この最新作では、それに磨きがかかった感じです。カーク船長が、バイクに乗って敵地に乗り込むシーンは、すごい迫力。宇宙船による戦闘シーンも、昔のスタートレックからは考えられないような、派手なぶっ壊し方。

ただ、それだけではなく、オリジナル・シリーズで「スポック」を演じ、昨年惜しくも亡くなったレナード・ニモイが、意外な形で登場。これが、実に昔からのファンの気持ちを理解した心憎い演出で、思わずほろっとさせられます。こういうのを見ると、監督をはじめとする新しい製作陣の、旧作への敬意と愛情を感じますね。

それにしても字幕なしというのは、いくらアクションが多くても、私にはイマイチ分からない部分が多かった。日本でDVDが発売されたら、また誰かに買って来てもらわないといけません。




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