プロのライター
早いもので、このブログを書き始めてから、3年半が経とうとしています。当初は自宅建設のレポートが中心で、家が完成してからは、ネグロス島の生活やフィリピンの人々との交流、フィリピン視点で見た日本など、自分の興味が赴くままに書き散らしてきました。
とは言え、読者のことを意識していなかったわけではなく、フィリピンに多少なりとも関心のある人ならば、知りたいだろうと思うことは、できるだけ外さないように心掛けています。また、名文・美文を書くような筆力はないけれど、読みやすい文章になっているかどうかは、常にセルチェック。
最近では、フィリピンに渡航しようという方が、このブログを参考にしていることがあるようです。事実関係や数字に間違いがあると申し訳ないので、自分が直接見聞きしたこと以外は、現地のフィリピン人(主に家内)や、ネット上の複数の情報元での裏取りは必須の作業。それでも赤面ものの大誤報は、たまにやらかしますが。
今では一本の投稿につき、コンスタントに200〜300のアクセスを記録するようになり、中には500〜1000まで達するものも。有名人でもない個人ブログでは、そんなに悪くない数字。人気の投稿は投稿直後だけでなく、少しづつながらもずっとアクセス数が増え続けています。
アクセス数の多い過去の投稿
フィリピン暮らしHow Much?
フィリピンで家、建ててます
フィリピンメイド雇用の実際
マルコス時代の清算 ドゥテルテの戦争
助けが必要なのは日本
こうして並べてみると、「生活費」「家」「メイド」がトップ3なのは、フィリピンで生活しようと考えている人が読んでくれているからでしょうね。移住前の自分が一番知りたかったことなので、当然と言えば当然。ドゥテルテ大統領ネタは、人気に便乗している側面もありますが、日本のメディアがあまり取り上げないような、独自視点の情報も盛り込んでいるので、それが受けたのかも知れません。
せっかくなので、少しぐらいお小遣い稼ぎでもしようかと思い、広告を出してみました。スズメの涙ほどでも、広告収入は出ていたのに、いざ受け取ろうとしてトラブル発生。手続きに必要なパスコードは、自宅に郵送されるはずが、何ヶ月経っても届かない。これはフィリピンの劣悪な郵便事情が原因。何しろ日本で投函した年賀状が、八月に届く国。紛失や盗難も多く、追加料金払ってEMS(国際スピード郵便)でも使わない限りダメでしょうね。
結局グーグルからは1円も貰えないまま、広告収入は諦めました。やっぱりプロのライターへの道は厳しいと思っていた矢先、たまたまネットで目にした、海外在住アマチュア・ライター募集のお知らせ。渡りに船という感じで応募してみたら、よほどフィリピンに住んでいる人からの反応が少なかったのか、あっさり採用になりました。
ということで、すでに何本か記事は仕上げて、ただいま執筆料の入金を待っています。給料日前のワクワク感は、本当に久しぶり。金額は大したことはなく、同じ時間を費やすならば、日本のコンビニでバイトした方が、はるかに実入りはいい。それでも、フィリピンの自宅で、趣味の延長のようなことで、お金(しかも日本円)が貰えるのは素晴らしい。ネット時代ならではの働き方と言えるかも知れません。
それにしても、書く内容自体はフィリピン暮らしの紹介なので、このブログと大差はないはずが、仕事で書くとかなりの努力が必要。タイトルや書き方など、ほんのちょっとした規制がかかるだけなのに、不思議なものですね。
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