定期預金の金利1.25%
半年前に投稿した、フィリピンの定期預金についての続編です。
我が家のメインバンク、フィリピン最大手銀行の一つ、メトロポリタン銀行。通称メトロバンク。私がメトロバンクのシライ支店にお金を預けているのは、前回書いた通り。なぜ半年経ってまた投稿しているかと、昨日が半年毎の満期日なので、銀行窓口に行って来たからです。
同じ金額を預けていても、日本の銀行ではあり得ないと思うほど、いつ行ってもフレンドリーな接客対応。日本では行員のいる場所とお客さんの待合いスペースは、完全に分離されているのが当たり前。ところがフィリピンの銀行は、まるで普通のオフィスのように、各マネージャーのデスクが、何の仕切りもなく並んでいます。
現金を受け渡しする窓口は二つだけあって、そこはさすがにカウンタースタイル。でも銀行内に占める面積は半分程度で、そちらを利用しているのは、見るからに「庶民」の人々。給料日翌日などには、すごい混雑になります。
どんなにカウンター側が混んでいても、オフィス風のエリアは別の空気に支配されているよう。つまりこちら側に座れるのは、高額な預金をしている「お金持ち」。100万円程度以上の預金があれば、こちらでは金持ちになってしまいます。整理券番号ではなく、最初から「おはようございます、ミスター○○」と呼ばれるのは、悪い気分ではないけれど、そんな扱いには4年経っても慣れません。
昨日の用件は満期を迎えた定期預金の継続。年に一度、必要な金額だけ普通預金に移していますが、今回はそれもなく利息の確認だけでした。相変わらずの金利1.25%。以前は、金利が7%もあって、日本からの退職金があれば、元本そのまま利息だけで生活できたそうです。
とは言っても、日本の銀行で定期預金の金利は、調べてみたら0.2%台。100万円預金して1年で2,000円というのは、ちょっと悲しい。それを思えば、100万円あれば半年で1万円以上なのですから、文句を言うとバチが当たりそうです。もっと金利の高い銀行もあるのですが、銀行が経営破綻した場合、保護されるのは50万ペソ(約110万円)だけなので、金利が高くても経営に不安があるところは、怖くて預けることができません。
さて、手続きが終わるのを待っている間は、顔なじみの行員さんとの雑談。この人、口座を開設した時からの担当で、家内のことも子供のこともよく知ってます。信じられないことに、こういう雑談で他のお客さんの噂が話題になることも。「この前来た日本人のお客さんは、来るたびに秘書が変わって、いつも怒鳴りつけてるんですよ〜、ははは...。」
「君、コンプライアンスって言葉知ってるか?」と突っ込みたくなりましたが、フィリピンでは当たり前の感覚なんでしょう。つまり変なことをすると、私も何を言われるか分かったものではありません。噂社会のフィリピンで、しかも狭いシライ市。銀行が噂を共有する、一種のサロンになっているようですね。
コメント
コメントを投稿