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【新型5シリーズ(G30) 523d試乗記】デザイン・ドライブフィール・使い勝手編

一年点検の代車でまさかの試乗を果たせた、新型5シリーズ(G30) 523d。

まずは、デザインとかドライブフィールとか使い勝手とか、そんな感じの試乗記でも書いてみましょう。


まずは、外観から。


まず、運転していても外から見ても感じるのは「デカい」ということ。


この大きさもあって、タダモノじゃないオーラ感が漂っています。


なので、運転していても何かまわりの車が避けてくれる感じです(笑)
別に横柄な運転はしていませんが。


デカいんですけど随所のデザイン的なまとまりが良く、大味感はありません。
いいエクステリアデザインだと思います。


室内ももちろんゆったりですね。
とにかくシートの座り心地が良かったです。


個人的には、Eクラス(W213)よりもこちらのインテリアデザインの方が好みですね。


オーナメントパネルのウッドもいい感じです。
(ジュニアシートを取り忘れましたorz)


内装の質感、特にパネル類は大きく変わりましたね。
基本的なデザインは変わらずに正常進化ではありますが、F30と比べて数段上の存在に感じます。


この辺のボタン類やダイヤル、シフトノブなんかも大きくなりつつ形状も工夫されていて、とても使い易かったです。
パーキングブレーキのオート・ホールド機能、信号待ちなどの時に便利でした。


ステアリングのスイッチ類も、これまでのBMWデザインのままなので迷うことなく使えました。
こういう一貫性のあるBMWの思想って、素晴らしいと思います。


後部座席のエアコンはオプションの独立コントロール型ではなかったです。
が、これはこれで小物置き場があっていいのかも。

(写真はありませんが)後部座席の広さは、身長182cmの私のドライバーポジションに合わせた状態の真後ろの席で、同じく身長182cmの私が乗り込んだ状態で測ってみましたが、膝の前~運転席ハイバックまでこぶし半個分、頭上から天井までこぶし半個分でした。
後部座席はシートの座り心地も良く、視界も開けていて、とても快適な印象でした。


あまり気に入らなかったのが、このスマホ置き場。
スマホをここに放り込んだら、取り出しずらかったです。
私のiPhone6がiFaceケースを使っている為かさばり気味というのもあったんでしょうけど、シャッターが邪魔して開口部の前後方向が狭いのが一番の要因でしょうかね。


トランクは広かったですね。
ただ、マイF30dMに付いているような収納ネット(ストレージパック)があった方が良さそうに思いました。
トランクの収納ネット、普段から大活躍しておりますので。


シートは4:2:4の分割型。
セダンなので天地方向こそ制限されるものの、かなりの長尺物もいけそうです。



続いて我が家の車庫に入れた感じを、マイF30dMと比較してみます。







やっぱり5シリーズはデカかった(笑)
存在感もかなりあったようで、近所のお父さんが「何だこれ!?」みたいな顔で目の前を通り過ぎて行かれたのが印象的でした(笑)

で、ご覧の通りF30と比べてかなり大きいわけですが。
前面道路が狭隘な我が家、車庫入れは何とかってレベルですので、積雪があったりするとちょっと厳しそうに思いました。

また、その大きさは狭い道を走っていても感じましたね~、気を遣うというか何というか。。
見切りは悪くないのですが、そもそもデカいため、やっぱり狭い道で運転するのは少し億劫になりそうです。


続いて、前後重量配分チェック。
フロント830kg:リア870kg(48.8:51.2)という比率でセダンでありながらリア配分多めなのは、ドライバーの体重を見込んでのことなのでしょう(笑)


さて、そろそろ新型5シリーズ(G30)のドライブフィールについて書きましょうか。

まず感じたのは、低速時のハンドルが異常なまでに軽いこと(F30と比較しても)。
電子制御のそれなんでしょうけど、女性でも全然軽い力で運転できるようにしてあるように思いました。
ただし、速度が上がるにつれ相応の重さになるように調整されているので、ある程度の速度ではBMWらしいハンドルの重さは健在でしたが。

続いて感じたのが、やっぱりDセグとEセグは根本的に違うということ。
大きさとか重量の差によるものも多分にあるんでしょうけど、そもそもの根本的思想が違うな~って改めて思いました。
何といっても、スポーツモードにして回しても室内にエンジン音がほとんど入ってこないし、シフトチェンジの際もCVTばりのシームレス感があって、どのようなシーンでも静かで滑らか過ぎなくらいでしたから。
エンジン音の静けさに至っては、アイドリングストップが入っているのかいないのか、本当に分からなくなったくらいです。
同じB47エンジンを積む320d(F31)のLCIモデルに試乗した時と比べても、この静粛性と滑らかさは特筆ものでした。
この辺のコンフォートさとかラグジュアリー感って、やっぱりEセグの目指すところなんでしょうね。

そんなEセグ感、ワインディングでも試してみました。
そこそこアップもダウンもぶん回してみたのですが、身のこなしはEセグとは思えない軽さです。
よく曲がるし、よく止まるし、よく加速するし、って感じでいずれの領域もおそらくF30と同等以上でこなせているんでしょうけど、あまりにも躾が良すぎるせいか「駆け抜ける歓び」感はF30より少なく感じました。
特に、旋回時のCピラーからトランクにかけての締まり具合というかコシは、Eセグならではの大味さを感じました。
もっともこれは、Eクラス(W213)やA6(4G)の試乗時でも感じましたので、やっぱりセグメントの壁なんでしょうね。

とは言え、ボディ剛性を高めて軽量化も済ませたのは、伊達じゃなかったです。
先ほども書きましたが、感覚を抜きにすればワインディングのペースはF30以上でこなせましたからね。


そんなわけで、ざっくりとデザイン・ドライブフィール・使い勝手にフォーカスした試乗記を書いてみました。
次回は、各種新機能やら新装備関係やらを使ってみた感想でも書こうと思います。
書きました!↓↓↓


んでは!

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