さて、私が今住んでいるフィリピン・ネグロス島でのお話。散髪に限らず、物を買ったりいろんなサービスをしてもらう場合、安いけどすごくボロっちぃところと、日本人の感覚でも高級な感じのところの極端な二択になることが多い。
安い方では小汚ぁ〜い雑居ビルの、冷房どころか扉もない一室に、散髪用の椅子と鏡だけが置かれた散髪屋さん。こういう場所では、理容師は場所を借りているだけで、ハサミ、剃刀、バリカンなどの道具一式持ったフリーランスのオッちゃんたちがいます。スタイルはTシャツにジーンズで、白衣着てる人などいません。初めてだと、誰が客で誰が理容師なのか判別できない。
衛生面では少々不安を感じますが、値段は格安でカットだけだと50ペソ(約120円)。私はいつも「ミリタリー・カット」。顔を剃ってもらうには追加で50ペソが必要です。洗面台がないので、シャンプーはなし。散髪自体はともかく作業全体がザツなので、髪の毛が服の中に入ってたいへん。終わるといつも速攻で家に帰ってシャワーしてます。
もうちょっとマシな場所で髪を切ってもらいたい場合は、ショッピングモールの中にある美容院(ビューティー・パーラー)。ここは見た目、日本の美容院と何も変わりはありません。以前一度だけ行ったことがありますが、カット、シャンプー、顔剃り...まったく違和感がありませんでした。そのかわり(と言っては何ですが)理容師にはオカマさんが多い。私の髪を切ってくれたにいちゃん、男と分かっていても色気があってちょっとヤバい気分に...。
問題の価格。場所代とか高そうだと思いきや、それでも150ペソ(約400円弱)。思わず「うっそ〜」と言いそうになりました。カットにメイクアップ、ストレートパーマ当てても1500ペソだそうで、フィリピンって、つくづく人件費が安い国なんですね。
いつものオっちゃんに散髪してもらう息子
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